書店は時代とともに、変わってきています。 1990年代の書店は、100坪位のロードサイド店が多くありました。 当時はモノや情報を追いかけていた時代であり、書店が情報発信基地だったです。 ロードサードの書店が全盛で、本も売れ書店もまだ元気でした。 本+…
最近、書店で本以外の商品を見かけます。 それは・・・・・ すでに、ご存じですね。 文具や玩具、カフェを併設しているのです。 なぜならば、利益率がよいのです。 本の利益は、1冊売って22%です。 たとえば1000円の本における利益は、出版社690円、取次(問…
本の装丁(以下、カバー)により、本の印象も変わります。 本は、目立った方が売れます。 いかに読者に「気づいてもらうか」です。 書店では、白と黒を基調にしたビジネス書のカバーを多く見かけます。 なぜでしょうか? カバーは、4色を活用すれば目立ちま…
新聞配達者さんと、集金日に雑談をしました。 「新聞購読者数が減っている」というのです。 果たして新聞広告は、読者へ届いているのでしょうか? 新聞には、本や雑誌の広告が載ります。 新聞により、新刊や売れている本の情報を得ることができます。 新刊は…
いつも、著者と販促の打ち合わせをする際に感じることがあります。 それは・・・・・ 謙遜される方が多いのです。 著者となった「気概」が、足りないのです。 多くある本の中で出版社があなたを著者として認め、出版につながったのです。 出版社は、売れない…
ビジネス書の価格は、1,200円~1,600円が大半です。 価格は安いことに越したことはないのですが、出版社にも事情があるのです。 それは・・・・・ 紙質、印刷、製本、デザインなどの製造原価を考慮しないとなりませんが、多くは頁数と初版部数に関係がありま…
出版社が毎月新刊を発刊するには、訳があります。 実は、取次との関係にあります。 取次とは何でしょうか? それは・・・・・ 出版業界の問屋です。 取次の主な業務は、出版社から書店へ本や雑誌を運送します。 ですが、他の機能もあるのです。 金銭管理です…
あなたはBOOKOFFには、行きますか? 私は、市場調査を兼ねて行きます。 店舗により商品構成は、異なります。 原則、お客様が持ち込んだ本を買取するビジネスモデルのため、仕入れが安定しません。 需要と供給から考えると、欲しい本や高く売れるであろう本の…
出版業界は狭い業界であり他業界と比べ、特殊です。 他業界ですと、ライバル会社と堂々と情報交換はしませんよねぇ。 面白いことに出版業界は、おこなわれているのです。 「出版業界全体を協力をして盛り上げて行きましょう」ということです。 出版社時代に…
ビジネス書の傾向として、短時間で読めるかがキーワードです。 ビジネスマンは、多忙です。 伝えたい「エッセンス」や「ノウハウ」をコンパクトにまとめた本が、売れているのです。 たとえば、中谷彰宏氏や千田琢哉氏の本が該当します。 両者に共通している…
本の販促をさせていただいて、いつも思うことがあります。 それは・・・・・ 書店員が「陳列場所」に頭を悩ませる本が、多くあることです。 書店員は本が入荷後どこに陳列するかを決める場合、タイトルから判断をします。 ですので、タイトルは非常に大切な…
季節を意識した本は、売れます。 たとえば、高校野球に関した本があったとします。 読者がイメージする季節は、いつでしょうか? そうです。 春と夏です。 多くの読者は、春と夏の選抜高校野球をイメージするはずです。 高校野球に関した本は、春または夏の…
読者がビジネス書を購入する決め手は、何でしょうか? 「諸問題を解決したい」、「時間を有効に活用したい」、「知らないことを知りたい」、「スキルの向上を図りたい」などがあります。 読者は一刻でも早く、悩みや迷いを解決したいという欲求があるのです…
多く著者は本を出版したら、ランキングインを狙います。 真っ先に思い浮かべるのは、Amazonキャンペーンですね。 Amazonキャンペーンをおこなう著者は、一時期より落ち着きました。 なぜならば多くの著者がおこなう傾向にあり、差別化につながらないのです。…
出版業界はビジネスモデルとして完成しているのですが、大きな問題があります。 それは・・・・・ 流通です。 本は出版をして、出版社→取次(問屋)→書店にて流通されます。 逆の場合もあります。 返品です。 書店→取次(問屋)→出版社の流れです。 本は、出…
書店には多くの本が、所狭しと並んでいます。 本を売るため、見せ方の工夫をしているのです。 新刊を山積みにしている書店、既刊を懸命に売る書店、本をPOPで目立たせている書店など様々です。 書店には、個性があります。 本を売るためは、多くの仕掛けがあ…
電子書籍が、売上を伸ばしています。 特にコミックが大きく伸びていますが、書籍も伸びています。 出版社は同じコンテンツで販売をする場所が違うためよいのですが、書店がその分苦しんでいます。 購入する読者からすると、年齢に関係しています。 10~30代…
著者は本を出版するに当たり、書きたいことは多くあります。 読者は多くのことが書いてあると、迷います。 著者は、伝えたいことのみを書くべきなのです。 そうなんです。 読者へ1つのことを伝えれば、よいのです。 あれもこれも伝うようとするから読者は、…
出版業界には、神話があります。 それは・・・・・ 3匹のどじょうが、いるのです。 売れている本の側には、類書が3冊出版されているという意味です。 誰もが出版をすると、ベストセラーを狙います。 ですが、どの本がベストセラーになるか分かりません。 新…
1冊の本ができるまでに本の種類にもよりますが、出版関係者を含め15人の担当が関わります。 1.著者 2.出版社役員 3.編集者 4.出版社営業マン 5.カメラマン 6.デザイナー 7.装丁家 8.校正者 9.印刷会社 10.紙会社 11.製本会社 12.取次(問屋) 13.運送会社 1…
出版社は「ばくち産業」、「ギャンブル性が高い」、「会社員でありながら、事業家のにおいがする」などの意見を伺います。 しかし様子が変わってきています。 「どんぶり勘定」から「データに基づく管理」へ変わってきたのです。 多くの書店は売上、配本、返…
新刊を販促するに当たり取り決めることは、多くあります。 「初版部数」、「書店への配本数と店舗数」、「帯」、「パネル」、「広告を掲載する新聞、交通広告」などがあります。 取り決める販促会議では、議論が絶えません。 たとえば重版部数を決める時は、…
古い体質ではありますが、やはり「人ありき」の業界です。 たとえば同じ著者の本を違う出版社から出版する場合、著書の動向を教えてもらう場合があります。 出版後の「売れ行き」、「重版部数」、「在庫数」、「返品数」、「実売数」までを教えてもらいます…
通常の出版社は、勤務時間が不規則です。 「ほぼ家に帰らず1年中会社にいる猛者」 「徹夜明けで朝帰りをする女性」 「懇親会後、会社に戻り赤ら顔で業務をする方」 「直行直帰の営業マン」 など色々な人がいます。 ある面人材の宝庫です。 自由度が高い分、…
全国に出版社は約3,200社ありますが、10人以下で運営している会社もあります。 1人で編集と営業を兼務しており、さらに社長業をおこなっている方もいます。 つまり出版社にこだわらなければ、約3,200社から出版するチャンスがあるといえるのです。 出版社は…
「売れているビジネス書には、傾向があります」と、書店店長がいっていました。 それは・・・・・ 「簡単、時短、すっきり」がキーワードなのです。 現在、売れているビジネスの3つの要素です。 要約すると、わかり易く短時間で得たい情報を知ることができる…
出版において売れる3大ジャンルは、「男と女・ダイエット・お金」に関する本です。 そのため3大ジャンルは、雑誌の特集によく組まれているのです。 多くの読者は興味があり「知りたい」という、欲求があるのです。 さらに格言集やメンタルに関連した本や、起…
夏は大手出版社を中心に文庫フェアが、大々的に多くの書店で開催されます。 アイテムは統一されており、どこの書店でも同じです。 唯一違うのは書店の規模により、本のアイテムと冊数が異なるのです。 出版社在籍時にフェアの企画をしていたのですが、出版社…
書店店頭では、新刊がワゴンや多面陳列(1冊の本が多く陳列されている状況)にて、にぎやかです。 新刊は華やかに見えますが、実は売上は既刊の方が多いです。 その訳は棚差しになっている既刊の方が、新刊より多いからです。 読者からすると、新刊在庫が豊…
企画書はあるのですが、出版社へどうアプローチすればよいのですか? よく聞かれる機会がありますので、お伝えしますね。 その前に、出版社が発刊しているジャンルを知っていますか? 出版している本の傾向です。 Webサイトで、知ることができます。 総合出…