タイトルは最後まで考えるべき理由
売れている本は、タイトルから本文に書かれている内容が、イメージできます。
中には、明らかに本文と違うタイトルの本もありますが、出版社の作戦なのです。
新刊は1日に200点以上発刊されているため、「ピン!」とこないタイトルは、書店で違う本に埋もれてしまうからです。
多くの本に埋もれないようにするためには、インパクトのあるタイトルを付け、読者へアピールをするのです。
タイトルは、売れ行きを左右します。
たまに本文の内容を見ないで、ゲームとして考えてタイトルだけで本を購入する時があります。
ヒントは、帯に書かれているキャッチコピーだけです。
購入後、本文を読みタイトルからイメージした内容と同じだったら、うれしくなります。
外れることもありますが、楽しいですよ。
ただ、言えることはタイトルは、出版社が考え抜いて付けています。
出版社によりますが、タイトル会議をしている会社もあります。
以前タイトル100本を考え、その後5本に絞り書店員さんへヒアリングした本がありました。
販促をして重版も決まり、「ほっ!」としたことがあります。
タイトルひとつで、売れ行きは変わります。
タイトルの決定権は、出版社にあります。
ですが、あなたがタイトル案を出すのは可能です。
企画提出時に出したタイトルが、変更なく出版されることは、ほぼありません。
タイトル決めの締切まで、考え抜くのです。
編集者が、営業マンへ決めたタイトルの相談は多くあります。
タイトルに正解はありません。
ですが、タイトルは本が売れる大事な要素です。
読者は、タイトルからを選ぶからです。
タイトルは重版までも左右しますので、簡単に決めず、じっくり考えましょう。