読者に支持されるビジネス書とは?
そもそも読者は、ビジネス書に対して何を求めているのでしょうか?
たとえば、悩みから解放されたい人は本からヒントを得ます。
分からないことを知ることは、ビジネスをおこなう上で非常に大切です。
スキルアップやステップアップとも、言えます。
現状を打破したい方は、違うステージを望んでいるかもしれません。
願望を成就したい人は、なりたい姿や憧れがあります。
そのため著者は得意とするテーマで、読者の諸問題を解決するため本に書くのです。
著者は執筆を進めて行くと「あれも書きたい」、「これも書きたい」という衝動にかられると言われます。
しかしテーマの項目を絞らず書くと、読者は迷います。
実は・・・・・
広く浅く書くより、深く狭く書かれた本が読者に支持されるのです。
言わば、1冊からひとつの解決策があれば良いのです。
出版に必要な文数は、8万字から10万文字です。
膨大な文字数ですが、書く項目を絞るのが大変なのです。
書くあたり、ぶれないためにも設計図は必要です。
本では、目次です。
目次を決めてから、書かれている著者が大半です。
ある作家が、言っていました。
「目次ができれば、本は7割完成」
「あとは、書くだけですからね」
確かに、執筆は時間がかかります。
著者からは、「この齢になり徹夜をした」、「書き直しを何回もした」、「出版が大変だとは聞いていたが、想像以上だった」などの声を良く聞きます。
売れるビジネス書は、言葉を巧みに操り、事例がふんだんに盛り込まれています。
大事なことは、ただひとつです。
ひとつのことを本を通じて、伝えれば良いのです。