書きたいことは1つに絞る
著者は本を出版するに当たり、書きたいことは多くあります。
読者は多くのことが書いてあると、迷います。
著者は、伝えたいことのみを書くべきなのです。
そうなんです。
読者へ1つのことを伝えれば、よいのです。
あれもこれも伝うようとするから読者は、消化不良を起こすのです。
1つの気づきを、与えるのです。
たとえば起業に関した本なら、起業のやり方、起業のあり方、集客、税金などがあります。
起業する前は、誰もが悩みます。
果たして、うまく行くだろうか?
準備は万端だろうか?
おこなう分野の競合他社は多いか?
ターゲットは間違いないか?
資金は大丈夫か?
市場はあるか?
など、多岐に渡ります。
読者は、起業に関して知りたいことだらけなのです。
本を読んで「気づき」と「ヒント」が欲しいのです。
ですが1冊の本で、すべての内容を深く伝えるのは不可能です。
読者からすれば、まとまった情報は欲しいのですが、本では紙面の関係で内容が薄くなるのです。
そのため、1つに特化して情報を伝えるのです。
読者は全体を俯瞰した薄い内容より、ポイントに絞った濃い内容が欲しいですからね。
著者の伝えたい気持ちは分かりますが、多くの内容を盛りすぎないようにしましょう。
ただ、出し惜しみはいけません。
読者は、見破ります。
本の価格以上に多くの「気づき」を与えている本が、売れているのです。