本のプロモーション・ノウハウ

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タイミングにて本は売れて行く

季節を意識した本は、売れます。


たとえば、高校野球に関した本があったとします。


読者がイメージする季節は、いつでしょうか?

 

 

 

そうです。

 

 

 

春と夏です。


多くの読者は、春と夏の選抜高校野球をイメージするはずです。


高校野球に関した本は、春または夏の少し前に出版するのがベストなのです。


なぜならば、甲子園で選抜高校野球が始まるにつれて、徐々に盛り上がって行くからです。


このような事例があります。


出版社在籍時に高校野球に関する本が、出版されました。


ですが出版されそうとした季節は、なんと冬だったのです。


企画会議では、8月出版する予定だったのですが遅れて11月となったのです。


編集者は著者が直木賞作家であり、季節を外しても売れると見込んだのです。


ですが、営業マンは黙っていません。


本は売れるタイミングが、あるからです。


企画会議では編集部と営業部がもめにもめ、最終的には翌年3月に出版しました。


売れっ子作家の本でも、出版するタイミングを外すと売れないのです。

 


同様に、年間のイベントがある季節に合わせて出版をすると本は売れます。


バレンタィンディやホワイトディに関しては、2月、3月にチョコレートやクッキー関連の本が売れます。


こどもの日、海の日、山の日、クリスマスに関しても同様です。


書店の中には年間イベントカレンダーを活用して、イベント前に本を集めて陳列する店もあります。


イベントは、本が売れるのです。


イベントというとこどもの日は、上野動物園では子供の入場料は無料でした。


出版社時代には、上野動物園近隣の広場で出版社が集まり本の販売をしたことがあります。


児童書や動物に関した本は、売れます。


ゴールデンウィークの中にも関わらず、参加出版社の総売上は概算で3,000万円以上でした。


5日間の開催です。


新刊に限らず、既刊においてもイベントに合わせて本は売れて行きます。


あなたの本は、イベントに合わせて売れていくのです。

 


あと季節に関係なく、ここ数年年間で売れている本があります。


株、不動産、投資関連本です。


季節を問わず、常に読者のニーズが高いのです。


特に株は、販促をさせていただいた3点がすべて重版になっています。


売れる本は、出版するタイミングが大事なのです。