新聞広告はいらない!?
新聞配達者さんと、集金日に雑談をしました。
「新聞購読者数が減っている」というのです。
果たして新聞広告は、読者へ届いているのでしょうか?
新聞には、本や雑誌の広告が載ります。
新聞により、新刊や売れている本の情報を得ることができます。
新刊は本が出版されたことを伝え、読者への購入喚起を促します。
新刊の「気づき」を狙っているのです。
売れている本の広告は、証拠が書かれています。
重版や書店でのランキングインなどの情報です。
本の状況を知らせているのです。
新聞広告により本のタイトルやテーマを知り「本を読みたい」という、衝動にかられる時もあります。
ただ、出版社の広告出稿が減ったのは事実です。
出版社役員から聞いたことが、あります。
毎月出稿している新聞広告を隔月にして、テストをしたそうです。
本は、毎月定期的に出版している文庫です。
編集者および営業マンからは、「売上が下がるから止めてください」と非難を浴びたようです。
気になる結果は・・・・
売上は、変わらなかったのです。
新聞広告は効果測定や費用対効果を見極めるのが、難しいといわれます。
なぜならば、出版される本における内容や作家により違いがあるからです。
初版部数や作家の知名度によっても、変わってきます。
さらに、広告の打ち出し方(掲載する本数)にも左右されます。
本の実売から判断をするしかないのが、現状なのです。
最終的には、今までの習慣から新聞広告を出稿していましたが、見直したのです。
あくまでも一例ですが、テストから得た結果だったのです。
出版の新聞広告は、読者ターゲットにより異なります。
新聞と本および雑誌の読者層が、マッチしないと売れません。
新聞購読者のボリュームゾーンは、40代以降と聞きます。
Webより紙の方に、親しみがある世代だからです。
新聞広告には40代以上が読みそうな、週刊誌や月刊誌の定期的な広告があります。
AERA、SPA!、Story、週刊文春、週刊新潮、週刊現代、週刊ポストなどです。
さらに、話題の本、売れている本、力を入れて売り出そうしている本などを多く見かけます。
新聞の購読者数は減少していますが、本は読者層にマッチすれば売れるのです。