書店は何を売っても良い!
最近、書店で本以外の商品を見かけます。
それは・・・・・
すでに、ご存じですね。
文具や玩具、カフェを併設しているのです。
なぜならば、利益率がよいのです。
本の利益は、1冊売って22%です。
たとえば1000円の本における利益は、出版社690円、取次(問屋)90円、書店220円となります。
ただ本は利益が少ない変わりに、返品ができます。
文具は原則買取ですが、利益率は本よりよいのです。
カフェに至っては、原価は定価の10%以下の場合もあります。
学生時代にファーストフードで、アルバイトをしていました。
その際にアイスティの原価を知り、驚いたのです。
定価の5%以下です。
ハンバーガーは、定価の約4分の1です。
当時ハンバーガーは200円で販売されていましたが、原価は59円だったのです。
東京に書泉グランデという書店が、あります。
多くの商品は、マニア向けに特化しています。
鉄道や精神世界、アイドルなどの商品を販売しています。
マニアやファンにとっては、垂涎ものの商品があるのです。
本だけに留まらず、カードやこの店だけでしか入手できないプレミアム付きの商品も中にはあります。
マニアやファン向けの商品は、高額でも売れますからね。
書店員は、いっていました。
もはや書店は、本や雑誌以外の商品を売っていく時代なのです。
いかに、品揃えで読者に来店していただくか?
今後書店に必要なのは・・・・・
モノではなく、「場」の提供です。
慌ただしい日々を少しでも忘れられる、非日常を得てもらう場の演出と提供なのです。
「ゆったりする時間」、「ひとりの時間」、「癒される時間」の演出です。
書店内でお客さまの滞留時間が長ければ長いほど、商品の購入につながる可能性は高まります。
書店では、場の演習が大切になってきています。
いわば、ライフスタイルの提案やコミュニティの場を提案しているのです。
ショッピングセンターとやモールとは違う、書店ならではの演出です。
セミナー、講座、サイン会、講談、落語などのイベントも強化しています。
それは書店が、生き残るための戦略なのです。