本のプロモーション・ノウハウ

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電子出版の現状

電子出版が騒がれています。


ただあなた自身を売り込んで行くためには、得策ではありません。

 

 

理由は・・・・・

 

 

編集者がなく、文章におけるチェック機能がない。


信頼性が高くない。


無料もしくは、低価格である。


頁数が少なくても出版できるため、濃い内容まで伝えられていない。


Webのみの販売のため、広く告知の必要がある。


などがあります。

 

出版社社長から電子出版の売れ行きについて、聞いた話があります。


商業出版されている出版社ですが、「電子出版は多くて300冊、通常だと100冊以下」と言われていました。


出版社でさえ、苦しんでいるのです。


電子出版が悪いと、言っている訳ではありません。


出版をする順番が違うのです。


商業出版をして、電子出版をする流れが良いのです。


読者からすると、本の出版が難しいから電子出版をしたと考える方や捉える方もいるからです。

 

よくよく考えてください。


商業出版された著者は、プロの編集者が携わっています。


言わば本にする価値や必要性があるから、出版をする訳です。(商業出版の場合)


本を商品として捉え、販売することがベースになっています。


本を出版した実績があるからこそ、電子出版が活きるのです。

 

また電子出版は商業出版より簡単に発刊できるため、集客に活用されている方がいます。


しかし、ブランディングに繋がったという著者を聞いたことがありません。


ただ、電子出版で売れてジャンルがあります。


マンガです。


あと、ドコモのαマガジンは好調です。


月額400円で180誌が読めるのです。

 

出版業界では、2010年に電子出版ブームが起きました。


大手出版社を中心として、各社が電子出版に取り組んだのです。

 

 

結果は・・・・・

 

 

読むためのハードとコンテンツであるソフトの足並みが、揃わなかったのです。


ハードの仕様により、ソフトのフォームが違ったのです。


そのため、出版社はコンテンツ制作費が高く付いたのです。


ただ、各種学校で検定教科書(小学校・中学校)が紙から電子書籍に変更されたら、一気に電子出版は伸びると推測します。


大学や専門学校のテキストは市販されていますが、検定教科書は国が無償で給与しています。


国が本気で乗り出せば、出版市場形勢がガラッと変わるのも時間の問題です。


後押しとして、若者は生まれた時から携帯やスマホがあり、電子出版において違和感がなく受け入れ易い状況にあります。

 


紙がまだ良い出版社もあります。


地図を発刊している出版社です。


山を登る方は紙の地図が良いと、言われています。


山全体が俯瞰できることや、Web活用の際に電波が届かない場所や繋がりにくいところがあるからです。

 

全体的には、時流は電子出版の方向へ向っています。