本のプロモーション・ノウハウ

ブログはじめました

2018-01-01から1年間の記事一覧

出版社が毎月新刊を発刊するカラクリ

出版社が毎月新刊を発刊するには、訳があります。 実は、取次との関係にあります。 取次とは何でしょうか? それは・・・・・ 出版業界の問屋です。 取次の主な業務は、出版社から書店へ本や雑誌を運送します。 ですが、他の機能もあるのです。 金銭管理です…

BOOKOFFと古本屋街の関係

あなたはBOOKOFFには、行きますか? 私は、市場調査を兼ねて行きます。 店舗により商品構成は、異なります。 原則、お客様が持ち込んだ本を買取するビジネスモデルのため、仕入れが安定しません。 需要と供給から考えると、欲しい本や高く売れるであろう本の…

出版業界ではないとあり得ない!?

出版業界は狭い業界であり他業界と比べ、特殊です。 他業界ですと、ライバル会社と堂々と情報交換はしませんよねぇ。 面白いことに出版業界は、おこなわれているのです。 「出版業界全体を協力をして盛り上げて行きましょう」ということです。 出版社時代に…

売れているビジネス書の傾向

ビジネス書の傾向として、短時間で読めるかがキーワードです。 ビジネスマンは、多忙です。 伝えたい「エッセンス」や「ノウハウ」をコンパクトにまとめた本が、売れているのです。 たとえば、中谷彰宏氏や千田琢哉氏の本が該当します。 両者に共通している…

本が売れる要素に●●●●がある

本の販促をさせていただいて、いつも思うことがあります。 それは・・・・・ 書店員が「陳列場所」に頭を悩ませる本が、多くあることです。 書店員は本が入荷後どこに陳列するかを決める場合、タイトルから判断をします。 ですので、タイトルは非常に大切な…

タイミングにて本は売れて行く

季節を意識した本は、売れます。 たとえば、高校野球に関した本があったとします。 読者がイメージする季節は、いつでしょうか? そうです。 春と夏です。 多くの読者は、春と夏の選抜高校野球をイメージするはずです。 高校野球に関した本は、春または夏の…

売れている本は●●が多い

読者がビジネス書を購入する決め手は、何でしょうか? 「諸問題を解決したい」、「時間を有効に活用したい」、「知らないことを知りたい」、「スキルの向上を図りたい」などがあります。 読者は一刻でも早く、悩みや迷いを解決したいという欲求があるのです…

リアル書店キャンペーンでランキング1位を取るための必須事項

多く著者は本を出版したら、ランキングインを狙います。 真っ先に思い浮かべるのは、Amazonキャンペーンですね。 Amazonキャンペーンをおこなう著者は、一時期より落ち着きました。 なぜならば多くの著者がおこなう傾向にあり、差別化につながらないのです。…

本は品揃えとタイミングで売れる!

出版業界はビジネスモデルとして完成しているのですが、大きな問題があります。 それは・・・・・ 流通です。 本は出版をして、出版社→取次(問屋)→書店にて流通されます。 逆の場合もあります。 返品です。 書店→取次(問屋)→出版社の流れです。 本は、出…

ストーリー棚で本を売る

書店には多くの本が、所狭しと並んでいます。 本を売るため、見せ方の工夫をしているのです。 新刊を山積みにしている書店、既刊を懸命に売る書店、本をPOPで目立たせている書店など様々です。 書店には、個性があります。 本を売るためは、多くの仕掛けがあ…

アナログがいいかもしれない?

電子書籍が、売上を伸ばしています。 特にコミックが大きく伸びていますが、書籍も伸びています。 出版社は同じコンテンツで販売をする場所が違うためよいのですが、書店がその分苦しんでいます。 購入する読者からすると、年齢に関係しています。 10~30代…

書きたいことは1つに絞る

著者は本を出版するに当たり、書きたいことは多くあります。 読者は多くのことが書いてあると、迷います。 著者は、伝えたいことのみを書くべきなのです。 そうなんです。 読者へ1つのことを伝えれば、よいのです。 あれもこれも伝うようとするから読者は、…

出版業界には3匹のどじょうがいる?

出版業界には、神話があります。 それは・・・・・ 3匹のどじょうが、いるのです。 売れている本の側には、類書が3冊出版されているという意味です。 誰もが出版をすると、ベストセラーを狙います。 ですが、どの本がベストセラーになるか分かりません。 新…

1冊の本ができるまで関わる人数は?(出版社の内情6)

1冊の本ができるまでに本の種類にもよりますが、出版関係者を含め15人の担当が関わります。 1.著者 2.出版社役員 3.編集者 4.出版社営業マン 5.カメラマン 6.デザイナー 7.装丁家 8.校正者 9.印刷会社 10.紙会社 11.製本会社 12.取次(問屋) 13.運送会社 1…

そんなにデータは重要?(出版社の内情5)

出版社は「ばくち産業」、「ギャンブル性が高い」、「会社員でありながら、事業家のにおいがする」などの意見を伺います。 しかし様子が変わってきています。 「どんぶり勘定」から「データに基づく管理」へ変わってきたのです。 多くの書店は売上、配本、返…