出版はゴールではなく、スタートだ!
多くの著者は、勘違いしていることがあります。
それは・・・・・・
本は出版して終わりではなく、スタートなのです。
本は販売をして、終了となるのです。
もしかしたら本が完成した後は、「出版社営業マンが販売してくれるから大丈夫!」と、思っていませんか?
確かに、出版社はあなたの本を販促してくれます。
ですが毎月刊行される出版点数にもよりますが、きめ細かく販促ができない場合が多いのです。
実例でお話しします。
出版社時代に毎月50点以上の新刊が、出版されていました。
年間でなく、毎月ですよ。
本来ならば1冊ずつ原稿のコピーを読み、内容を把握してから販促をすることが理想です。
しかし、新刊販促以外に先月出版された本の販促などの業務もあります。
1冊ずつ細目に販促をしたいのですが、できない状況だったのです。
そのため、毎月販売を強化する本を1点決め、重点的に販促をしていたのです。
すべての本に販促をしたいのですが、時間的余裕がないのです。
そこで、著者が販促をするのです。
著者がおこなうべき販促は、多くあります。
献本やキャンペーンの準備、書店員さんへの挨拶、POP作成、応援してくれる方への告知依頼などがあります。
本は、発刊後が一番売れます。
通常新刊は、書店で平積みや面陳(本を立て表紙を見せる)のため目立ちます。
平積みや面陳にするためには、発売前の準備が必要となります。
新刊販促をするタイミングは、発売前なのです。
発売後でも販促は可能ですが、おこなえる販促が少なくなるのです。
当社に販促の依頼がある多くの場合は、発売前後が多いのです。
非常にもったいないのです。
発売前1カ月前なら、販促する方法が多くありますからね。
あと著者が販促をおこおなう場合は、必ず出版社へ許諾を得てくださいね。
なぜならば、本の所有は出版社にあるからです。
方法は編集者を通じて、営業マンへ挨拶をおこなえばよいのです。
本は出版したらゴールではなく、実はスタートなのです。