売れる装丁(カバー)は?
本の装丁(以下、カバー)により、本の印象も変わります。
本は、目立った方が売れます。
いかに読者に「気づいてもらうか」です。
書店では、白と黒を基調にしたビジネス書のカバーを多く見かけます。
なぜでしょうか?
カバーは、4色を活用すれば目立ちます。
ですが4色にすると、2色(白と黒)と比べるとコストが高くなるのです。
本は、配色により目立ちます。
たとえば、黄色と赤色です。
ご存じ、マクドナルドの基本配色です。
遠い場所からでも、一番目立つ配色なのです。
学生時代マクドナルドでアルバイトをしており、社員にロゴについて聞いたことがあります。
配色は研究をして、最終的に「赤色と黄色に決まったんだ」と、いっていました。
確かに遠く離れは場所からでも、マクドナルドの看板は目を引きますからね。
ユニクロも目立ちます。
白と赤の配色です。
デザインも素晴しいのですが、ロゴを見ると一発で分かります。
テニスの錦織選手のウェアを見ると、「ロゴ」が目立ちますからね。
企業からすると、イメージカラーとなりブランドになっているのです。
信号機の赤、黄、青も考えられた配色と、聞いたことがあります。
本のカバー配色は、出版社が決めます。
あなたの本の内容にマッチしたカバーを、デザインしてくれます。
編集者は、プロのデザイナーに依頼している場合が多いのです。
デザインはデザイナーがカバー案を3つくらい創り、時に修正をして決まります。
編集者がカバーを決めあぐねている場合は、営業マンに意見を求めて来る機会もありました。
営業マンは書店で多くのカバーを見ており、トレンドを知っているからです。
そうそう、あとピンクと黒の配色のカバーも目立ちますね。
ピンクは、ショッキングピンクです。
神田昌典氏の初期の本は、ピンクでした。
それはそれは、書店で目立っていましたよ。
まだあまりないと思いますが、オレンジ色も穴場です。
ドぎつい、ショッキングオレンジです。
穴場だと思うのですが、いかがでしょうか。
編集者にカバーの配色を提案するのは、可能です。
本はカバーの配色により、売れます。
まずは、書店で目立つことで読者に本の存在に気づいてもらうのです。